Revolver Cycle Shop

レボルバーサイクルショップ（静岡県藤枝市）

SHOP

March 30th, 2021

「スタイリングとかそういうのはカッコ良ければという感じですけど、とにかくストレス無く乗ってもらいたいと思ってます。新しいのでも古いのでも、気分良く乗ってもらえる時間をサポートする。そういう体（てい）でやってるつもりです」

人当たりの良いからりとした笑い声を店内に響かせる店主の竹内さんは、こちらの質問に耳を傾け、じっくりと考えた上でそう返答した。開業は2011年で、ハーレーを専門にショベルからツインカムまでを主にカバーし、修理やカスタム、注文販売をあんばいよく切り回している。

以前はハーレーのレターショップに10年勤め、そこでみっちりと知識や技術を修得。その後独立しても向学心を持って内燃機作業などに身を入れ、腕を磨き続けてきた。そんな氏は、特に再修理がないようにすることを念頭に、日々訪れるお客さんの車両にメスを入れている。

「そこは徹底したいなって思ってます。あとカスタムに関しては整備性。次に触る時のことまで考えて組みたいというのはありますね」

幹線道路から1本脇にそれた場所に立地。広々と清掃が行き届いた店内には入庫車両が整然と並ぶ。お客さんの数的にはショベルやEVO、ツインカムは同じ割合ぐらいだと話す。

店内手前のエリアに車両を配置し、その奥に確保された2ルームがファクトリー。ホームページやSNSでの発信はなく、主に口コミで評判を聞きつけたお客さんの輪が広がっている。

光がたっぷり差し込む明るい店内には様々なスタイルの車両が置かれる。竹内さんはお客さんの好みもあるからゴリ押しはしないが、カスタムの際は乗りやすさに配慮するそうだ。

愛車は2001年式XL1200S。チョッパーもスポーツバイクも好きだと言う氏は、オートバイはコーナーでトラクションをかけて曲がっていくのも楽しさのひとつと頬をほころばす。