PRIZE BIKE SALON

プライズバイクサロン（静岡県浜松市）

SHOP

March 19th, 2018

ツインカム以降の高年式モデルを主軸に据えた、カスタム&メンテナンスショップだ。代表の小原さんは米国のハーレー専門学校MMIを卒業した後、山梨の正規ディーラーで9年の実務を経て、2013年に同店を開業した。

「最近推してるのはツアラー系でガンガン走るようなカスタム。フロントに高剛性のオーリンズ製フォークを組み込んだり、そういう仕様ですね」

必要以上に手を加えるのではなく、しっかり乗れてしっかり走る。だけど他のショップとはちょっと印象の違うバイクを目指してると言う。

また、特徴的なのはカウンター内に配されたバイクリフトで、お客さんはコーヒーを飲みながら目の前で愛車の作業風景を見ることが可能。この、普段見る機会のない隅々までを目の当たりにできるサービスは、オーナーならずとも特別な時間を味わえるものだ。

「もしダメな部品があったらすぐ見せてこれ換えましょうかって。カスタムの相談でも、雑誌やカタログを見て目の前にバイクがあればイメージが湧きやすいですしね」

店内入って右側に車両を展示し、正面奥のショーケースにカスタムパーツをディスプレイ。そして左側にカウンターを配置し、その中が同店の個性となるオープンスタイルの作業場。

通常カウンターの中といえばデスクかオフィス機器が配備されるものだが、プライズに関してはバイクリフトである。この非日常の光景が楽しめるのもユーザーメリットのひとつ。

ショールームの横がファクトリーとなる。ツアラー系の大型モデルがゆったり4台は入る伸びやかなスペースには工作機械も設置。カスタムとメンテナンスをほぼ同じ比重で運営。

小原さんの愛車は2004年式ビューエルXB12S。世界的スタントライダー、クレイグジョーンズが来日した際にメカニックを担当したことで興味を持ち、購入して早7年が経つ。