ORGAS’S CHOPPERS

果てなく透明感を増す
アルカイックへの情調

その道のプロフェッショナルですら目が輝くような空間が広がっている。長い時間、本場のチョッパーシーンを歩んできた年季を刻むバイクが鎮座するそこは、2021年に起動した一本芯の通ったショップである。

パンヘッドからエボリューションまでのハーレーを主力に、オールドインディアンや1940～’50年代のトライアンフなど趣味の良いバイクが並ぶ。チョッパースタイル的に’60年代の雰囲気を持つものが散見されるが、当主の面（おもて）さんによれば特別そういうわけでもないそうだ。

「その年代のチョッパーは好きですけどそれ以外にも純正スタイルへのリスペクトも勿論ありますし、本当ハーレー全般ですよね。それこそいろんなスタイルがありますから、自分にしか表現出来ないものを追求している感じです」

多くの人が憧れだけで終わらせてしまっているヴィンテージバイクへの夢を一緒に実現させたい。そして、それを作り上げられる存在になりたい。氏のモーターサイクルが内包する可能性の追求は果てがない。