村山モーターサイクル MURAYAMA MOTORCYCLE

村山モーターサイクル

ムラヤマモーターサイクル(大阪府大阪市)

February 21st, 2021

美酒を膳立てする
伏せ字の大阪リアル

カスタムショーへの出展やSNSを使った周知をするでもなく、一部の熱狂者を酔わせ続ける大阪生野区のチョッパー屋である。村山モーターサイクル。その屋号に一種の緊張感がただよう同店は、関西のチョッパー界における要人であるのは知られたところ。

2000年の始動から、一級の技術を持った村山さんの手並みは再生修理でこそ躍動するが、カスタムがまたきつい。主にハーレーのショベルからナックルまでに焦点を絞ったそれからは、往年のアウトサイダーたちが好んだリアルな香気が漏れ出てくるかのようだ。

「あんま言いたないんやけど、やっぱ’60年’70年代初っぱなのあんまり金ないやつらの、あるやつバーンッ!て付けてって感じが好きやね。まあそのノリだけではあきませんからやっぱちゃんとエンジンもやって、大事なものやし」

またその空気感をヴィンテージパーツだけに頼るでもなく、手ごろな価格帯の汎用パーツも投下。『誰が乗っても丈夫で潰れにくいこと』。あくまで氏の信条とするところはそこである。

店舗

創業時はモンキーが好きだったこともあって『ハーレー&モンキーショップ』だったと破顔する。現在は旧車専科としてハーレーのショベルヘッドからナックルまでに照準を当てる。
氏は対極に位置するオリジナル車両とチョッパー両方に深い造詣を持つ。「わざわざB級とかは狙ってない。大事なものやし長いこと乗っていけるようにする感じかね」と語る。
曰く、「ガンガン乗れて頑丈なほうがええかな」。こちらはアメリカからこの状態でやって来たという’78年式。エンジンはまだいける状態でミッションのみオーバーホールを施す。
アメリカの某ショップから入手してひと通り手を入れた’76年式。レプリカフレームと思いきや純正フレームだったとのことで、比較的良好なコンディションに改良が加えられた。

住所・TEL

住所 大阪府大阪市生野区田島5-7-32(Google MAPを開く
電話 06-6758-3782
営業時間 11:00 ~ 19:00
定休日 不定休