KANEWAKA IRON WORKS

カネワカアイアンワークス（静岡県浜松市）

SHOP

February 7th, 2018

ショップというよりガレージ然とした佇まい。自宅の1階で営み、ガツガツすることなく、自分の歩幅に合わせたペースで始めて早20年が経つ、浜松では古株のカスタムショップだ。

エボリューションとショベルをメインに扱い、他にもパンやナックルヘッド、そして国産旧車のCB-K0やRZ350などもカバー。純粋にバイク好きの店主が切り回している、昔風情のバイク屋である。

「うちはエンジンまで全部やるかな。カスタムに関しては、お客さんにあまりゴリ押ししないんですよ。どっちかって言うと『やめときな』って止めちゃうほうなんで（笑）。だから言われた通りにどんどんやるパターンでは無いですね」

小学生からモトクロスにはまり、今でも仲間たちと草レースを楽しんでいる店主の大村さんは、ごく普通に乗れるカスタムが好きだと話す。

完全不定休で、営業時間も不明。しいて言えば月曜休みぐらいだとゆったり話す氏は、商売っ気が無い分、かなりの至近距離で『ユーザーのためになる』目線を持ち続けている。

メインとなるこの場所とは別に加工専用の作業場がある。「とにかく狭い」という理由で、アルミ溶接や大きな工作機械を使うワンオフパーツは製作後に持ち込む方法を取っている。

これまでカスタムショーにも出展してきた同店。過激なチョッパーではなく普通に乗れて楽しいオートバイが好きだと言う。カスタムやエンジンワーク、塗装もすべて大村さんが行う。

ボーリング・ホーニングといった特殊機械が必要ないエンジンワークはすべて実施。50ccなどの小排気量車まではやりおおせないけどそれ以外はやる、と頼り甲斐のあるサポート体制。

氏の趣向が現れたラック。昔からホンダ党でCR80/120/250などを使って遊び、埼玉県川越開催のヴィンテージレースにも参加。しかし最近は怪我が多くてあまり乗れてないとこぼす。