IRON WORKS KATO

アイアンワークスカトウ（三重県津市）

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October 3rd, 2020

本業は鉄工所。普段は外壁材の加工機やドラム缶の洗浄機など、多様なリクエストに応じて専用機械を製作している。しかし一方で、去年よりバイクのカスタムを人知れず再開させ、現在はカワサキ250TRのカスタムに没頭。フォークから設計したフルスクラッチである。

さかのぼれば2000年からバイク業をスタートさせ、2005年にハーレー専門のカスタムショー『クールブレイカー』に出展。その後『ホットロッドカスタムショー』にも参加するなど活動的だったが、2007年を最後にフェードアウト。2019年までカスタム業界から離れ、後を継いだ家業に専念していたそうだ。

「再開したのは本当にちょうど去年から（笑）。250TRが入って来て、次はドゥカティが控えてます。なるべく既製品は使いたくないというお客さんの意向だから、パーツは全部作りたいですね」

ブランクはあれども、加藤さんの人生は物作りと共にあった。いつかは鉄工所とバイク屋になれたら良いですね、と徐々に、たまらなく好きな世界への舵を取り始めている。

本業は加藤鉄工所。そして昨年より一時離れていたカスタムバイクの世界へと戻って来た。現在もフルタイムでバイクを触ることはないが、少しずつその時間を増やして没頭している。

鉄工所内といえどもカスタムフリークの血が色濃く流れるため、そこかしこにバイクの姿が見られる。お客さんに関して、話が合えば出来ることはなんでもさせてもらってると言う。

専用機械を製作する鉄工所のため加工マシンの機数も多い。時には50年以上前の専用機の修理依頼が入ることもあるそうだ。よそで対応出来ない仕事にも応じて鉄工業を営んでいる。

カスタムはお客さんとその場で話して現物合わせで進行。バイクに型紙をあてがいそれを展開、鉄板を叩いて曲げて溶接して形にしてゆく。同店のカスタムはハンドメイドが身上。