HUMONGOUS CUSTOM CYCLES

モダンに閃光する
杉並パトリオット

2018年のオープン早々、躍進する逸材である。カスタムショーでのアワード獲得やメディアからのオファーなど、それらはすべて必然的要素にコーティングされた、店主小松さんの器量によるものだ。

氏のバックボーンを紐解けば、都内の某カスタムショップでキャリアをスタートさせ、その後チェリーズカンパニーで2年、ハーレーの正規ディーラーを経て、名門ホットドックで5年の修業を積んで独立。得意とする東京の街に合うカスタムスタイルは、その過程で育まれてきたものだ。

「自分がリアルに見てきた東京のバイクのイメージが出来れば良いなと。基本的にはハイエンドだけどコテコテしない仕事をやりたい。ナイトイエーガー（※NEIGHBORHOOD & HOT-DOCKのチョッパーブランド）とフリスコスタイルが好きなんで、その感じですね」

かつてホットドック河北社長に教え込まれた、『理にかなった物作り』をそのまま踏襲し、更に研磨してゆくことで閃光するTOKYOスタイル。テクニカルな機能美で構成されたシェイプが身上である。