GEN CUSTOM CYCLES

腕によりをかける
機械加工のマインドセット

「イメージしてるのは、将来的にはフライスとか削り出しの機械加工をやっていきたいなと。元々当然そういうのが好きだったんでそっち寄りにいきたい。あと扱う車種もこの先は高年式のバイクを中心でいければなとは考えています」

2025年2月より屋号を掲げ、現在はハーレーを専門に、現行モデルからショベルヘッドまでのカスタムを請け負っている。主人の出口さんはこれまで、三重県のハーレーディーラーで8年、国内屈指のカスタムショップ『ケンズファクトリー』で約18年務めた後に独立。地に足の着いた盤石な修練期間を経て、いまに至っている。

「当たり前の話ですけど、元々基本の整備から入ってるんでその辺をいろいろ細かく見れる、判断できるというのはあります。問題点に気付けるか気付けないかってあるじゃないですか」

ケンズ時代には代表と二人三脚でカスタムマシンの作製に取り組んできた氏は、前線の加工技術を備えながらも、あくまでも自信があるのはそういう細かい部分への意識だと語る。