FLAG STAFF MOTORCYCLE

レースで火が付いた
内燃機へのパッション

昨今、国産ジーンズのメッカとして人を呼ぶ倉敷市児島からわずか外れた場所にフラッグスタッフはある。緑に恵まれたおだやかな地に店を構える店主の小田さんは、その環境に調和した、肩肘張らない自然な姿でショップを切り盛りしていた。

氏は大阪のアパレル会社でグラフィックデザインを使う仕事に就き、その後は当時大阪で勢いのあったカスタム屋『ヘッドブロウ』に転職。わずか約4か月ではあったが有用な時間をそこで過ごし、地元岡山に戻って2001年にショップを始動した。

ハーレーを主に、サイドバルブからエボリューションまで、カスタムや修理、整備などひと通り自社でこなすのが特長だが、中でもエンジンワークがアドバンテージだ。7年前より参戦するV.D.A.のドラッグレースに端を発したその魅力に、今ではどっぷりである。

「自分ですべて把握したい、納得したものをお客さんに渡したいというのがあります。あとは耐久性や性能面をどんどん突き詰めていきたいというのが自分の性格上あるんですよね」