サイクルデライト CYCLE DELIGHT

CYCLE DELIGHT

サイクルデライト(福岡県北九州市)

September 28th, 2023

年月をしのばせた
色眼鏡のない深い年輪

店を立ち上げたのは1988年のこと。当初は山口県下関で25年を過ごし、その後今の北九州に移転して早10年近くが経過。この夏で35年を数えると、主人の河野(こうの)さんは落ち着いた物腰で話し出す。

「’90年代はやっぱりブームもあってパンヘッドやナックルヘッドの旧車の扱いも結構ありましたね。でも段々エボリューションになっていって、今はそれとツインカムが一番多いんじゃないですか」

でも氏は、旧車と新しい車両を比較すると、どちらも背中合わせだと表現する。新旧のいずれからも乗り換える人はいるし、もちろんその一方だけが良いとも思わない。店に訪れる人も決まった見方のないお客さんが多く、自分自身もそうですと、意見を説く。

「まあオートバイを通じてのコミュニケーションですか。それが大事だと思います。あとは一台一台個体差がありますので、その機械的な面は気を付けてますよね」。歴史あるショップが力点を置く箇所はシンプルだが、その体現には並みならない結晶が押し包まれている。

店舗

屋根の高い工場にはツインカムやエボリューションといった同店でメインとなるモデルが入庫する。カスタムショップではなく、ハーレー業務全般を行う『ワークショップ』を謳う。
過去にはパワーを求めたチューニングや、削ったり叩いたりのカスタムも進取的に取り組んできた。でも現在は、ハーレー本来のバランスを取ってあげることが一番重要だとのこと。
工場の横に設けられたミーティングスペース。過激なカスタムやチューニングといった偏ったことはせず、日々気持ちよく走れるようなメニューを提案。長年の経験が活かされている。
愛車はツインカム初期のダイナスーパーグライド。エンジンにスクリーミンイーグルのストローカーを組み1690ccへ。足周りも信頼性の高い豪奢なパーツで固め、走りに振った仕様に。

住所・TEL

住所 福岡県北九州市門司区猿喰575-4(Google MAPを開く
電話 093-342-7641
FAX 093-342-7642
営業時間 10:00 ~ 19:00
定休日 火曜日、祭日