Custom bike LIGHT

カスタムバイクライト（大阪府大阪市）

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February 26th, 2021

大阪市内を南北に走る府道29号。新なにわ筋の通称で知られる、交通量の多い幹線道路沿いに『カスタムバイクライト』はある。店を立ち上げたのは1999年で、和歌山県出身の木野さんはたまたまここの物件が目に留まり、気に入ったことで開業したそうだ。

「原付のスクーターもやるしハーレーもやるし、いろいろ。ちょっと前まではSRチョッパーばかり作ってたけど車種はバラバラですね。扱わないのはややこしい外車ぐらい。それ以外はなんでも来よるんでやらなしゃあない（笑）」

特に同店はカスタムがふるっていて、何々スタイルというカテゴリーに収まらないジャンルレスなバイクを創作。作り手の自由な感性でカタチになったそれらは、ズンと脳裏に残る個性が与えられている。

「昔はねチョッパーが好きやってんけど、スクーターも楽ちんでええなあ思うし、山行ったらオフロード気持ちええなあ思うし、飽き性なんでね。まあカスタムはスイッチ入っちゃうとな、金にならんのにいらんとこまでやってまう（笑）」

店内の中央にツールキャビネットを置き、そこを中心にして円を描くように各作業場を用意。バイクリフトには製作中のフルカスタム、ブロックタイヤを履かせたハーレーが載る。

入口奥に工作機械を配置。取り扱い車種は広範に渡り、軽めのカスタムにも勿論対応。また塗装も外注に任せることなく自社で行うなど、受けた依頼は基本ショップ内で完結させる。

専門学校で整備士免許を取り数軒のカスタムショップに勤めるも、本人曰く「雇われない人だった（笑）」とのことで23歳の時に自店を開業。スクーターから大型車までを取り回す。

頑張ったやつの中では最新だと語る、2000年式ツインカム。ブラフシューペリアをソースにして製作。パーツ選択と取り付け時のバランスなど、過去の中でもひと際苦労したそうだ。