CLASSIC WORKS

クラシックワークス（佐賀県鳥栖市）

SHOP

August 22nd, 2019

「この辺はカスタム屋さんはいっぱいあるんですけど、ヴィンテージとして立ち上げてるお店はあまりない。だからそうしたバイクを大事に乗ってるお客さんのお手伝いが出来ればと思ってます」

自らも’46年式ELに乗る、ヴィンテージラバーの城戸（きど）さんが始動したのは2014年である。ハーレーのリペアショップとして、ショベル以前のヴィンテージ車両を主軸に、エボリューションも多く手掛けている。

人当たりの良い活力ある笑顔が印象的な氏はこれまで、ハーレーディーラーからヴィンテージバイクの名店、そしてカスタムショップを経て独立を果たした、いわば叩き上げのメカニックだ。また、現場仕込みの才腕はおろか、相手への細やかな気の回し方など、その気だてがキラリと輝く人物でもある。

「ヴィンテージの魅力は、やっぱり造形美。あとはエンジンのフィーリングですね。昔ながらの空気を醸し出すような鼓動だったりルックスだったり、その辺はもう何ものにも換えがたいものだと思います」

キャリアは大学生からスタート。当時門を叩いたディーラーで、「大きな会社に就職した方が良いよ」、と言われたことにカチンと来てすぐ退学届けを出し、そこで丁稚から始めたそう。

ヴィンテージハーレーの名店で修業を積み、よりその魅力に染まってゆく。曰く、「あれも換えたいこれも換えたい」、というのをあまり感じさせずにずっと乗っていけるものだと話す。

店舗右奥の一角。『クラシックワークス』の世界観が投影されたオールドタイムなスペースとなる。流れる音楽や当時を思わす内装など、タイムスリップしたかの穏やかな空気が漂う。

リペアショップとして舵を取る。整頓の行き届いた作業場でエボリューション以前の車両の修理から、エンジン／ミッションのオーバーホールまで、テクニカルな作業全般に対応。