CHANGE CYCLE MOTOR SHOP

一門に流れる
修理屋のたしなみ

交通量の多い国道4号線沿いに屋号を掲げたショップである。開業は2015年で、ハーレーを専門に、ショベルヘッド以前の車種をメインに扱う修理屋だ。

「カスタムもやりますけど、どちらかと言えば修理の方でやっていきたいなと。『よく走るバイク』を作っていければと思ってます。何か造形物を作るというよりは、調子の悪いバイクを直す方が好きですね」

決して口数の多く無い店主の伊藤さんは言う。また、10代からバイクに乗り出し、23歳でハーレーを手に入れた氏はその後、茨城県のグラスホッパーで3年間修業を積み、現在に至っている。

「まず初めに、将来自分で店をやりたいのか社長に聞かれて『やりたいです』って。そしたらそれに合わせて教えると言われて、最初から聞けばなんでも答えてくれたのが今の仕事に活きてます」

グラスホッパー本家がそうであるように、そこで多くを学んだ氏も同じく、リペア業の奥深さを探求。『修理屋』として、個々のバイクが抱える問題を日々消化している。