ディンマーケットの世界 4th – GARAGE STYLE 083 –

女性ハーレー乗りが手にする蜜月のヘルメット

FEATURE

March 11th, 2024

バイク乗りが求めるデザイン性と安全性のふたつを併せ持つヘルメットメーカーとして声望（せいぼう）の高い『ディンマーケット』。

極力帽体を小さくスタイリッシュに成形した『見た目』と、安全基準のSGマーク認証を取得した『保護』を兼備したアイテムで広く輝きを得た存在だが、山口県のカスタムショップ『ガレージスタイル083』もそんな物作りに惹かれたショップのうちのひとつだ。

バイクライフを末永く楽しんで欲しいからこそヘルメットやギアは安全性が高く、そして、ファッション性を備えたものを。そんな店主の思いから、自然とお客さんの多くはディンマーケットのアイテムをワードローブにおさえている。

リジッドフレームにスポーツスターエンジンを積んだ、いわゆるリジッドスポーツ。そのまま外装に目をやれば、手前に引かれたプルバックバーにハイバックシートや高さのあるシッシーバーなど、なかなか雰囲気のあるチョッパースタイルなのが瞭然のたたずまいである。

そして、このバイクのオーナーが女性と聞いて軽いショックを覚える。チョッパー単体の荒っぽい風合いが、どうしても女性固有のやわらかな印象とは似ても似つかわなかったからだ。しかし、オーナーと初対面した時にそのショックは更なる衝撃をともなうことになった。

山口県の『ガレージスタイル083』で購入したと言うリエさんだが、その可憐な見た目からチョッパーのオーナーだとはおよそ想像がつかない。弾けるような笑顔としおらしい居住まい。この女性が目の前のチョッパーに乗って5年が経つという事実にがぜん興味が湧く。

「高校卒業してすぐに免許を取ったんでもう10年以上経ちます。このハーレーは乗って5年ぐらいですね。一番最初に買ったのはスポーツスターの883だったんですけど、このスタイルが好みのカタチだったので乗り換えて、いまはツーリングとかで乗ってる感じです」

なんでも、父親やお兄さんがバイク乗りらしく、その影響でリエさんも関心を持つようになったそうだ。父親が乗ってるバイクが彼女には格好良く映り、いつもタンデムしていた中で次第と自分でも運転したいという気持ちが強まっていき、そのまま免許取得に動き出した。

以来、ハーレーライフを楽しむようになった彼女だが、身に付けるアイテムは全て『ディンマーケット』でまとめている。ヘルメットやグローブ、ショルダーバッグはお出かけ時の3点セットで、デイリーユースなデザインもさることながら安全面にも大きな信頼を寄せている。

「実は一回命を助けてもらってるんです。一度頭を守ってもらった経験があるんです。40～50kmぐらいで走ってて結構ガシャンッ！って打ってしまって（笑）」。そんな過去の経験から、リエさんにとってヘルメットを選ぶ際の基準に安全性が含まれるのは絶対条件である。

ショルダーバッグやグローブも乗車時の必須パートナーで、バッグは見た目の大きさのわりに沢山入れられる容量と、何よりデザインに魅了されたアイテムだそうだ。一方グローブに関しても、使うほどに自分の手に馴染んで来るのが分かる使い心地に笑顔をのぞかせる。

父親とのタンデムをキッカケにしてハーレーに乗るようになったリエさんだが、まだ家族みんなで一緒に走ったことはないと言う。そんな彼女の未来には、父親とお兄さん、そしていつものようにディンマーケットのギアが傍らできっと、主人公たちをあたたかに見守っていることだろう。

男性女性問わず全てのバイク乗りに向けて、安全性を確保したシックなギアをリリースする『ディンマーケット』。ここでリエさんが普段愛用するアイテムをピックアップしたい。

かつて頭を守ってくれた経験から彼女が信頼を寄せる、SG規格をクリアしたディンマーケットのヘルメット。こちらの『GREASER 60’s PLAIN』は幅広い層の支持を集める人気商品。

乗る時は肌身離さないと話す『FANNY PACK』。シンセティックレザーの採用で柔らかな肌触りと本革同様の質感を実現。また、軽量のため長時間の使用でも疲れにくいのが特徴。

使い込むほどに馴染む『GMG-08 DEER SKIN GLOVE レギュラー』。国内のディアスキン専門のタンナーで鞣（なめ）しと染色を行うことで最上級の仕上がりを誇示した一品。