KOBE NEW ORDER CHOPPER SHOW 17th ANNUAL
2022 ニューオーダーチョッパーショー【3/3回】
FEATURE
September 4th, 2022
ロープアートショーに見る
衝撃強めのブレない専有地
関西最大のカスタムショーといえば、『神戸ニューオーダーチョッパーショー』が真っ先に挙げられるが、このイベントの強度は会場内を彩るショーバイクだけに留まらず、催されるコンテンツの深さにもある。
全国から集ったアーティストが作品や実演を披露する『バーバリアンサーカス』を始め、『ロープアートショー』といった過激な演出を盛り込んだパフォーマンスなど、他にはないエッジの立ったエンターテインで来場者を歓待。とりわけこのロープアートショーを初めて見た人はその内容の破壊力にフリーズしてしまうほどである。
こうした独自の催事でどのカスタムショーともニアミスしない、無二の立ち位置で数えた17回目の真夏の祭典。最後は恒例のアワード、『ベストオブチョッパー』で締めくくられた。
ハーレーダビッドソン
GARAGE STYLE 083/ガレージスタイル083
GARAGE STYLE 083/ガレージスタイル083
SATOMARI MOTORCYCLE/サトマリモーターサイクル
SHIUN CRAFT WORKS/シウンクラフトワークス
SHIUN CRAFT WORKS/シウンクラフトワークス
SHIUN CRAFT WORKS/シウンクラフトワークス
SHIUN CRAFT WORKS/シウンクラフトワークス
DYNA AUTO INDUSTRIES/ダイナオートインダストリーズ
DYNA AUTO INDUSTRIES/ダイナオートインダストリーズ
UNITED BLOCK CUSTOMS/ユナイテッドブロックカスタムズ
MOTLEY CREW MOTORCYCLE/モトリークルーモーターサイクル
IBIZA MOTO FACTORY/イビサモトファクトリー
LUCKYS CYCLE SUPPLY/ラッキーズサイクルサプライ
LUCKYS CYCLE SUPPLY/ラッキーズサイクルサプライ
LUCKYS CYCLE SUPPLY/ラッキーズサイクルサプライ
MOTOR CYCLE GOODIES/モーターサイクルグッディーズ
GRATIA INDUSTRY MOTORCYCLE/グレーシアインダストリーモーターサイクル
KNOLL MOTORCYCLE/ノールモーターサイクル
SHAWNS MOTORCYCLE/ショーンズモーターサイクル
GREASE MOTORCYCLE/グリースモーターサイクル
STILL GO FULLTHROTTLE/スティルゴーフルスロットル
STILL GO FULLTHROTTLE/スティルゴーフルスロットル
BUDLOTUS MOTORCYCLE/バドロータスモーターサイクル
BEST OF CHOPPER 2022
一般の来場者ではなく出展業者がお互いを評価する『ベストオブチョッパー』。全国的にも珍しい、プロフェッショナルによるシビアな視点で選出された玄人目線のアワードである。
【3rd】GREEN MOTOR CYCLES/グリーンモーターサイクルス
昨年の勝者が持ち込んだのはメタルワークを全面に駆使したナックルヘッド。オリジナルの形状にまとめた多面的ガスタンクやセパハンなど能動的なアイデアを持って成形。
後方からのリアビューに作り手の描き出す世界観がクリアになる。立体的リアフェンダーもさることながら左右計4本のエキゾーストが効果的にカスタムの完成度を高める。
【2nd】HAMANS CUSTOM/ハマンズカスタム
アワード常連のハマンズによる、しっとりと落ち着いたカラーリングのショベルヘッド。カーカルチャーの要素をチョッパーに落とし込む手法で変わらず美しい輝きを披露する。
フロントのワイドフォークや長めのエキゾーストパイプ、若干高めのエイプハンガーなど全てが綿密な計算の上で配備される。加工物と色味を高次でバランスさせるワザは盤石。
【1st】CUSTOM WORKS ZON/カスタムワークスゾン
スタイルやジャンルにとらわれることなくあらゆる方向から攻撃の手を止めないカスタムワークスゾン。今回は意表を衝くトライアンフのロケット3を徹底的に仕立てた一台。
本領のメタルワークが広大なキャンバスに炸裂する。前方から後方への流れるようなスピードフォルムの中で、真鍮パーツをアクセントに取り入れる洒脱な一級の仕事が宿る。
CUSTOM FRONT’s Pick
当サイトから授与させて頂いたのは埼玉県『インフィニティ』によるスポーツスター。キャブではなくインジェクションモデルを素材に追い込まれたストリートスクランブラー。
全体的にエンジンを中心としたマスへの集中化が計られ、それが肉感的なボリュームを生む。フロントフォークもそのテイストを踏襲して、ロールさせたワンオフカバーを装着。
ガスタンクは丸みのあるシンプルな物をベースに加工。インジェクションゆえ内部にガソリンのフューエルポンプを設置し、タンクのマウントタブなどにも労力が費やされた。
元々大味のフレームをいかにスタイリッシュにまとめるか。その難題と対峙し、狙い通りの造形へとメイク。シートレイルやオイルタンクはそれを実現するのに必須なワンオフ箇所。
同店の快味でもあるトリッキーな取り回しのマフラー。やり過ぎない絶妙な加減のそれは外に出張らないようにしたナロー化と、ラバーマウントモデルのためマウント方法に配慮。
剛性の高い野暮ったい骨格をスッキリ見せることも高いハードルだった。シートレイルを細めのパイプで作り、そこにジャストなサイズ感でアトリエチェリー製シートを載せる。
会場 |
神戸国際展示場3号館(ポートアイランド内)/兵庫県神戸市中央区港島中町6-11-1 |
開催日 |
2022年8月21日(日) |
時間 |
9:00 ~ 16:00 |
WEB |
NOCSのウェブサイト |