METAL REPUBLIC

メタルリパブリック（神奈川県中郡）

SHOP

October 19th, 2025

足かけ20年。気力、体力、知力といった人の能力をつかさどる三要素が熟したタイミングで、2024年に新たな門出をきったカスタムショップだ。これまで時間をかけて存分に腕を磨いた上で、よりカスタムに深く向き合う姿勢を顕示（けんじ）するのが主人の春日さんだ。

足跡をたどると、整備士学校を経て、千葉県のカスタムに強い大型中古車販売店で3年、神奈川県を包括するハーレー正規ディーラーで5年。そして横浜の知名なカスタム屋で12年と、適切な配分で新旧モデルに携わった後に独立。特にカスタム面では際立って英気をみなぎらせている。

ハーレーのサイドバルブからツインカムのキャブ車までを援護圏内として、一方で、作り物に関してはどの車両にも順応。むしろ自らが得意とする分野なだけにウェルカム体制で歓待している。

「正直、題材さえあればカスタムショーで賞を取れるものは作れると思ってます。だからオーダーをくださいと。僕はいつでも取りに行けますよってことぐらいですかね（笑）」

店舗はディーラー時代から交流のあるエイトモーターサイクルがいた物件を使用。基本的に旧車からツインカムのキャブ車までだが、カスタムはハーレーに限らず幅広く応じている。

12年務めた横浜のカスタムショップではほとんどの鈑金加工ものを担当。ショーバイク製作にも携わり、また日常業務と並行して自身のスキルを練磨。昔からメタルワーク全般に傾倒。

鈑金加工に興味を持つキッカケはチャボエンジニアリング木村さんの影響で、当時木村さんの創るゼロスタイルのカスタムに衝撃を受けたとのこと。以来その世界にどっぷりと沈潜。

ペイントも自社で行うのが春日さんのスタンス。外注にやってもらうより出来れば全部自分でやりたいとのこと。そして全て自店で完結させられるカスタムが特長でもあると言う。