LOVE HUNTER GARAGE

ラブハンターガレージ（埼玉県秩父市）

SHOP

August 26th, 2021

「元々はガレージビルダーっすね。自分でいろいろやってて、友達のと、その友達のという感じで（笑）。でショップにしたのが9年前ですか。まあ乗りやすく、雰囲気のあるカスタムが好きですね」

2012年よりショップとして屋号を掲げた主の小峰さんは、ハーレーのショベルヘッド以前の旧車に軸足を置き、カスタムや販売を行っている。また嗜好する世界観は1960年代のチョッパーで、それに加えて、これまで見てきた多くのチョッパー雑誌からのインスピレーションをカスタムに投影させている。

ハーレーを手にした20代後半からずっと旧車が好きだったと話す氏は、その魅力を大変だけど楽しいと表現する。エンジンのかけ方からトラブルの頻度まで、今のバイクにはない手間が逆に面白みになっているそうだ。

「当時のチョッパーパーツとかが好きなんでそれを昔から集めて、その流れでバイクを作ってる感じです。でも今はだいぶ無くなって半分ぐらいですけど、フルカスタムするバイクとかには付けてますね」

ショベルやパン、ナックルヘッド、サイドバルブといったオールドエンジンを中心にたまにエボリューションも扱うとのこと。一番手前のナックルは小峰さんの愛車の’44年Eモデル。

ガレージビルダーとしてスタートを切り、必要な技術は仲の良かったメカニックに聞き、独学で学んでいった。それが結果的に店に勤めて修行するよりも自分には良かったと話す。

28歳で初めてハーレーを手に入れて店に出さずにとりあえずばらしたと豪快に笑う氏は、何でも自分でやりたい性分から、ばらして壊してを繰り返して構造を把握していったと言う。

ショップの地下に格納されるヴィンテージ車両。厚木VMRS（ヴィンテージモーターサイクルラリー&スワップミート）の主催の一人で、各ダートレースにも晴ればれと参戦している。