LORE

整備あってのカスタム
高年式屋のパンチライン

伸びやかな未来を夢想させる盛時のカスタムショップである。2024年の起動から、人づてにハーレーの高年式モデルを扱う評判が広がり、現在は当初掲げた指針通りに、現行ミルウォーキーエイトからツインカム、スポーツスターまでを引き立てている。

主人の森山さんはこれまで、正規ディーラーに勤めていた経験から整備に最も力を注ぎ、そこが出来て初めてカスタムにかかるという規範を持っている。バイクが調子良くまともに走ってからでなければ外装のコンバートはないと話す。

「走る曲がる止まるために必要な基本的なことです。他にも例えば、溝があっても10年近くタイヤを交換してなかったり。そういう最低限の整備をしてからじゃないとカスタムさせないよじゃないですけど、そこは伝えたいです」

また、気持ち的には街のバイク屋でいたいと続ける。もしハーレーで困っている人がいれば、飛び込みの来店でも出来る範囲で最善を尽くしたい。そこは結構大事にしているところだと、今日一番の横顔をのぞかせる。