ロードサービスのレッカー屋を本業にする相原さんもまた、サーフィンとバイクの魅力に根こそぎもってかれたひとりだ。休日になれば地元の川崎から千葉県東浪見にあるサーフショップ『ワンワールド』へと足を運び、眼前の太平洋の大海と緊密な時間を過ごしている。
一方、愛車とするバイクはチョッパー専科として知られた『ショップサムズ』の一台で、アメリカンフットボーラーを思わす日本人離れした体躯の彼が跨れば、得もいえない一体感でオンショアの風と同化してしまう。
そんな氏がBLUCOのウェアを選ぶ理由は、タフでシンプルなこと。他のスライダーも皆頼りにするそれは、やはりスタイルを持った男のワードローブには欠かせない。
(写真/山田健太郎)
車が故障して途方に暮れた経験はあるだろうか。そんな困ったときの救世主として駆け回るレッカー屋の相原さんの日常は、朝6時の起床から始まる。
「だいたい8時前に会社に着いて、そこから夜の8時までですね。夜勤の日はその逆で、夜8時から朝8時まで。休みの日はもう仕事が終わった夜から千葉県に向かいますよ」
地元の川崎以外に、海の近くにアパートを借りているため宿には困らない。好きが高じてサーフィンをライフスタイルの中心に組み込んだ氏は、そんな生活を20代前半から送っていると言う。
「最初は友だち何人かと一緒に借りてです。今年38歳ですからだいぶ経ちますね。その時は茨城県とか福島県とかあちこち行ってたんですけど、今はもうここ以外行かないかな」
東浪見のサーフショップ『ワンワールド』の店主濱野さんと交流の深い氏は、サーフィンだけではなくバイクに関しても影響を受け、ショップサムズに依頼したチョッパーを愛車としている。
「バイクは10代から乗ってて19の時にスポーツスターを買った。24、5まで乗ってたんだけど一回降りて、ヒロ君(※店主濱野さん)が乗ってるのを見て今のバイクって感じです」
濱野さんを通じてショップサムズ主宰のオサムさんと知り合い、バイクをオーダー。作る物と人柄両方に惹かれて決めた’89年式のチョッパーは、大柄な相原さんと実によく似合う。まとった服がまた、主張し過ぎず様子がいい。
「ほとんどブルコ。全体的に派手じゃないんでそういうところがカッコいいなって。自分が派手なのが苦手なんで。あと渋い感じがあるじゃないですか、パンツとかも履きやすかったりとか」
やはりワンワールドを介してブルコ代表の青木さんと出会ったそうだ。気付けば共通の趣味のサーフィンで距離が縮まり、いつの間にかよくしてもらってたと当時を回想する。
「普段着るのはブルコかな。あとはサムズとワンワールドの服とディッキーズ。ぐらいしか持ってないかも(笑)。シンプルなのが好きなんでこれさえあれば十分なんですよね」
サーフィンとバイク、そしてシンプルな洋服。自分が本当に好きなもので囲まれた休日は、朝起きたその瞬間からハッピーだし、寝る前からきっともう満たされている。
モデル | 相原孝雄 Takao Aihara |
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キャップ | OL-211-018 ¥3,800-taxin |
ワークシャツ | OL-108-017 ¥7,900-taxin |
サーマルシャツ | OL-018-016 ¥8,800-taxin (2-Pack) |
ワークパンツ | OL-003 ¥9,800-taxin |
シェード | UC-032 ¥12,800-taxin |
ショップ | BLUCO STORE |