YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 33nd -Vol.05-

－ AWARD、ハーレーダビッドソン －
アワード、ナックルヘッド、サイドバルブ

限られた出展枠を競い、厳正な審査の結果エントリーを果たしたショーバイク群。出展する段階からして既にハードルの高いカスタムの祭典だが、ここから更なる高みを望み、アワードを勝ち取るのはまさに至難の業である。

ここでは、第33回目を数える今回のアワード車両を礼して報じたい。そして、栄えあるBest of Show Motorcycle、その頂点に輝いたのは『BIKE GARAGE KOKORO』である。

昔でいえば戦国時代。誰が天下を取るのか、この時代リアルに覇を争う歴史的場面に立ち会える喜びをかみしめたい。

ナックルヘッド（ハーレーダビッドソン）

サイドバルブ（ハーレーダビッドソン）

AWARDS

Best Motorcycle Domestic（Kromworks & Rizaldi Parani／from indonesia）

インドネシア第一級のカスタムを提示した至宝のマシン。ステンレス材を使用した美しく芸術的なボディシェイプが目を見張る。シームレスな成形はハンドメイドによるものだ。

Best Cafe Racer（MOTOR FORCE／モーターフォース）

BMW伝統のキドニーグリルをイメージしたフロントマスクは剣道の面を思わす形状に造作。他にテクニカルなフロントショックやフレームワークなど、和と独の純量を高次で融合。

Best Motorcycle European（HEIWA MOTORCYCLE／平和モーターサイクル）

不動の地位を築く『平和』渾身の一台。外装の流れるようなスピードフォルムの巧みさは言うに及ばず、リバースヘッドとしたエンジンなどそのごく自然なトリックにも舌を巻く。

Best Motorcycle American（MOTOR CYCLE GOODIES／モーターサイクルグッディーズ）

とあるビルダーが未来へとタイムスリップし挑んだボンネビルレーサー。既に立案からして心弾むが総量の作り込みが圧巻。全霊を傾けスタッフ総出で望んだ同店の金字塔的一台。

Best Chopper（LUCIFER CHOPPERS SANCTUARY／ルシファー・チョッパーズサンクチュアリ）

はるか前方へと麗しく伸びたフロントエンド。その難度の高いホイールベースとエクステリアの均衡は勝手知ったる絶対音感で調律。差し色のゴールドがエレガンスに拍車をかける。

CUSTOM FRONT’S PICK（SATOMARI MOTORCYCLE／サトマリモーターサイクル）

凛とした存在感を放つレーシングスタイル。ダブルパイプのメインチューブを始めとしたフレームワーク。隙なく緻密に構築された外装と、それぞれの神域が一丸となり強くきらめく。

Best of Show Motorcycle（BIKE GARAGE KOKORO／バイクガレージココロ）

会場の視線を軒並みさらったスペシャルワン。柔らかなアールを基調としたフォルムには高質な走行性を内包。オイルインフレームやスケルトンロッカーカバーなど各所の技巧が華盛る。