YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 32nd -Vol.05-

－ AWARD、ハーレーダビッドソン －
アワード、ナックルヘッド、サイドバルブ

ここ数年、カスタムシーンがかなりの盛り上がりを見せている。全国各地で開催されるカスタムショーの動員数や現場の活気でも明らかだが、それは影響力のある著名人の発信力に加え、やはりカスタム自体が持つ魅力に皆が心奪われているからだろう。

バイクにしてもカスタムにしても、実際自分が触れてみないことにはその美点に気付くことはない。でも気付いたら最後、そこからは決して簡単に抜け出ることが出来ないのもまた事実。

では、今年のカスタムの天王山を征したアワード車両で、甘美なる世界の幕を閉じたい。

ナックルヘッド（ハーレーダビッドソン）

サイドバルブ（ハーレーダビッドソン）

AWARDS

Best Motorcycle Domestic（ECCENTRIC MOTORCYCLE／エキセントリックモーターサイクル）

国産ショーカスタムの地位を高め続けてきた第一人者的存在である。エストレヤを素材にした艶やかなフォルムが目を引き、ステーや配線ひとつにまでこだわり抜いた妙技が冴える。

Best Cafe Racer（CUSTOM WORKS ZON／カスタムワークスゾン）

なかなか理解が追い付かないほど高次の物作りが炸裂。一点の曇りもない優美な外装からフレームワークに至るまで、K1600GTLを衝撃的なほど完全かつドレッシーに変貌。

Best Motorcycle European（SURE SHOT／シュアショット）

ロイヤルエンフィールド本社から依頼を受け製作したプロジェクトマシン。コンセプトはドラッグレーサーで、テクニカルな作り込みで構築したショー的要素を有するリアルワン。

Best Motorcycle American（STANCE／スタンス）

出展した2台のナックルヘッド共にアワードを奪取。『BORN FREE』の主催陣から今年インバイトされたこの『Orange Bang』は、’80年代のオールドハイテックをイメージして製作。

Best Chopper（HUMONGOUS CUSTOM CYCLES／ヒューモンガスカスタムサイクルス）

金属のソリッドな質感と、ブラックを基調にしたダークトーンを融和させたフリスコスタイルを推進。都会の喧騒を軽やかにやり過ごす、走りにふった東京ストリートスタイル。

Best of Show Motorcycle（ASTERISK／アスタリスク）

不死の雷鳥『BENNU』という明確なテーマを掲げ、万全の準備期間を経て大成。シングルダウンフレームを骨格に、各ディテイルには作り手の情熱が集束。待ち望んだ悲願が成就する。

CUSTOM FRONT’S PICK（HEMAN FABRICATION CO.／SUICIDE CUSTOMS）

WCCジェシージェームズに師事。現行M8エンジンを使ったリジッドチョッパーをいち早くシーンに投下。ステンとカーボンを巧みに操り、スーサイドカスタムズのサポートのもと創出。