KOBE NEW ORDER CHOPPER SHOW 18th -Vol.3/3-
2023 ニューオーダーチョッパーショー【ハーレー、アワード】
FEATURE
August 28th, 2023
燃焼の度合いを高める
牛歩的カスタムファンの熱量
前回にも増して、会場内の通路は人で詰まっていた。それは単純に、沢山の来場者が訪れていたというのもあるが、展示車両をじっくりと見るファンが多かったというのもある。手持ちのスマホで写真やムービーを撮る人がほとんどで、それも一枚や二枚では飽き足らず、何枚も好みのカットを収めていたのが印象的だ。
これだけカスタムに夢中な光景を目の当たりに出来たということは、それだけ本腰を入れたカスタムラバーが増加しているということだろう。
そんなカスタムショーにあって、今回のベストオブチョッパーは京都『ラックモーターサイクルズ』が制覇。そして、当サイトからは大阪『グルーブワークス』を選ばせて頂いた。
ハーレーダビッドソン
ACE MOTORCYCLE/エースモーターサイクル
CUSTOM WORKS ZON/カスタムワークスゾン
CUSTOM WORKS ZON/カスタムワークスゾン
CUSTOM WORKS ZON/カスタムワークスゾン
LUCKYS CYCLE SUPPLY/ラッキーズサイクルサプライ
LUCKYS CYCLE SUPPLY/ラッキーズサイクルサプライ
GREEN MOTOR CYCLES/グリーンモーターサイクルス
GREEN MOTOR CYCLES/グリーンモーターサイクルス
YOSSY’S MOTORCYCLES/ヨッシーズモーターサイクル
HOT CHOP SPEED SHOP/ホットチョップスピードショップ
IBIZA MOTO FACTORY/イビサモトファクトリー
NUTS CUSTOM CYCLES/ナッツカスタムサイクルズ
NUTS CUSTOM CYCLES/ナッツカスタムサイクルズ
NUTS CUSTOM CYCLES/ナッツカスタムサイクルズ
ATARAXIA GARAGE/アタラクシアガレージ
THE SIX NINE MOTORCYCLE/シックスナインモーターサイクル
THE FIKUJO MOTORS/フクジョウモータース
FONK MOTORCYCLE/フォンクモーターサイクル
FONK MOTORCYCLE/フォンクモーターサイクル
FONK MOTORCYCLE/フォンクモーターサイクル
RTB MOTORCYCLE/アールティービーモーターサイクル
BEST OF CHOPPER 2023
毎年しのぎを削った接近戦が展開される『ベストオブチョッパー』。最高位のアワードを獲得した上位3台をここで発表。そのハイレベルな戦いは各マシンを見れば明らかだ。
【1st】LUCK MOTORCYCLES/ラックモーターサイクルズ
2023年度の王者にふさわしい隙の無いシルエットを構成したショベルヘッド。シンプルを極めたフォルムに同店にしか醸(かも)しえない危うく、艶っぽい空気感が漂う。
チョッパーの本質を知るビルダーゆえに余計な手数は加えず、フェンダーステーに代表される端麗なデザインを要所で付加。全体像と深紅のフレイムスがこれ以上なく噛み合う。
【2nd】M-CRAFT CUSTOM MOTORCYCLES/エムクラフトカスタムモーターサイクル
ステンレス材を使用した精緻な作り込みが光るショベルヘッド。東京を拠点にして、切削加工難度が高いとされるステンレスが持つソリッドな質感で勝負したスペシャルワン。
骨格を始めアクスルシャフト部分やフレームネックなどに作り手の熱量がうかがえる。他にフットコントロールとキックスタート、各リンケージの造作など見せ場は尽きない。
インフィニティ固有のシャープ&ナローなフォルムを司(つかさど)る左出しマフラー。車体右側を極力シンプルに、そして左側にアクセントをもたらす奥義的ディテイル。
スポーツタンクをベースにして、マフラー同様に限りなく内側に追い込んでナロー化を図ったガスタンク。直線とアールのラインを巧みに組合わせてボバースタイルを描出。
CUSTOM FRONT’s Pick
カスタムフロントピックを授与させて頂いたマシンは、大阪『グルーブワークス』のショベルヘッド。ボバーライクなフォルムにカスタムビルダーとしての真剣が凝縮された一台。
マシンのイメージを司(つかさど)るフロント周りにはスプリンガーフォークをセット。ヘッドライトは若干ボリューミーな物を選び、全体のアウトラインと融和させる。
両側とアンダーパネルにゆるやかなアールを付けて成形したガスタンク。中央にはアルミでワンオフしたタンクパネルを設置。メーター系の真鍮色とのコントラストが映える。
エンジンとミッションはオーバーホールした後に搭載。マフラーはシンプルなダウンタイプとし、オイルタンクはフレーム内に収まるように形をととのえピシャリとマウント。
意匠を凝らしたテールライトなどは同店が好んで手掛ける造作。どのスタンダードなパーツの中にも、何かひと手間加えて独自色を発光させるのがショップカラーとなる。
1次駆動はオープンプライマリーを良しとせずカバーを加工して実装。削り込んだハンドシフトのリンクはこなれた部位で、タイトなオイルタンクもひそやかに存在感を放つ。
会場 |
神戸国際展示場3号館(ポートアイランド内)/兵庫県神戸市中央区港島中町6-11-1 |
開催日 |
2023年8月20日(日) |
時間 |
9:00 ~ 16:00 |
WEB |
NOCSのウェブサイト |