KOBE NEW ORDER CHOPPER SHOW 16th ANNUAL
2021 ニューオーダーチョッパーショー【3/3回】
FEATURE
September 3rd, 2021
わき目を振らずに研ぎ続ける
底光りのチョッパーショーが完結
メインの出展車両に続いて、ニューオーダーチョッパーショーの脇をガチッと固めるコンテンツが、カスタムカルチャー・アーティストによる『バーバリアンサーカス』と、妖麗な世界観を描出する『ROPE ART SHOW』だ。
この定番のセットアップがアウンに呼応して初めて、年に一度の本祭りが完結するわけだが、今回も固有のスパイスが効いたこれらコンテンツは来場者の脳裏に刺さる情景を残し、有終の美を飾った。
そして最後に、出展車両のアワード発表である。各参加ビルダーが選ぶ『ベストオブチョッパー』には、チョッパーショーの名に相応しい3台が選出され、その栄えある頂きには愛媛県の『グリーンモーターサイクル』が輝いた。
ハーレーダビッドソン
BIKE GARAGE KOKORO/バイクガレージココロ
HOTROD CLASSICS/ホットロッドクラシックス
GRATIA INDUSTRY MOTORCYCLE/グレーシアインダストリーモーターサイクル
IBIZA MOTO FACTORY/イビサモトファクトリー
IBIZA MOTO FACTORY/イビサモトファクトリー
JOHNNY’S AUTO SERVICE/ジョニーズオートサービス
JOHNNY’S AUTO SERVICE/ジョニーズオートサービス
VIRTUOSO MOTORCYCLES/ヴァーチュオーゾモーターサイクルズ
LUCKYS CYCLE SUPPLY/ラッキーズサイクルサプライ
LUCKYS CYCLE SUPPLY/ラッキーズサイクルサプライ
LUCKYS CYCLE SUPPLY/ラッキーズサイクルサプライ
MOTLEY CREW MOTORCYCLE/モトリークルーモーターサイクル
MOTLEY CREW MOTORCYCLE/モトリークルーモーターサイクル
MOTLEY CREW MOTORCYCLE/モトリークルーモーターサイクル
GREEN MOTOR CYCLES/グリーンモーターサイクルス
HOT CHOP SPEED SHOP/ホットチョップスピードショップ
HOT CHOP SPEED SHOP/ホットチョップスピードショップ
CREEK MOTORCYCLE/クリークモーターサイクル
YOSSY’S MOTORCYCLES/ヨッシーズモーターサイクル
YOSSY’S MOTORCYCLES/ヨッシーズモーターサイクル
BEST OF CHOPPER 2021
来場者ではなく、出展したショップの代表者がそれぞれを採点し合い勝者を決める『ベストオブチョッパー』。チャンピオンには愛媛県の『グリーンモーターサイクル』が精選された。
【3rd】SHIUN CRAFT WORKS/シウンクラフトワークス
新作2台を含めて全7台のチョッパーを出展した様(さま)は圧巻。同店特有の精緻なモノ作りはすべてのディテイルに息づき、『走り』を最優先にしたフォルムにはおのずと美が宿る。
勝手知ったるトラディショナルなチョッパースタイルの中にも乗り手に合わせた『色』を彩飾する。硬質なテイストにやわらかな印象を違和感なく調和させ、無二の世界観を描出。
【2nd】REVOLT CUSTOM CYCLES/リボルトカスタムサイクルズ
エレガンスを追及した渾身の一台を発動。今回のショーに照準を合わせて製作されたチョッパーは隙のないディテイルで構築される。まばゆく輝くツイステッドの妙が同店の真髄。
徹底的に手を加えて磨き上げられたディテイル群。ツイステッドパーツの蠱惑(こわく)の輝きを自在に操り、パーツ単体ではなく全体との均衡をはかり存在感を高めている。
【1st】GREEN MOTOR CYCLES/グリーンモーターサイクルス
四国の俊傑によるパンヘッド。タンク表面の立体的造形や下側のエッジの利いたアクセントを始め、シートデザインなど、黄金比から成る一円のプロポーションの中に小技が律動する。
テールランプを埋め込んだリアフェンダーやひと手間加えたフェンダーステーに作り手の才器が現れる。シックなカラーリングに気持ち程度のピンストライプとすべてがシャープに融和。
CUSTOM FRONT’s Pick
当サイトからカスタムフロントピックとして授与させて頂いたのは山梨県『バイクガレージココロ』の一台。ニュースクールチョッパーを更に先鋭化させたスタイルがひと際華やぐ。
BIKE GARAGE KOKORO/バイクガレージココロ
2000年代に一世を風靡したニュースクールスタイルを一周回ってこのタイミングで投下してくるあたりが心憎い。酸いも甘いも噛み分けた精緻なディテイル群で構成される。
車格とのバランスを加味して、ガスタンクにもボリュームを持たせて成形。幾度となく手掛けてきた流麗なボディラインには計算され尽くした風雅なピンストライプがドロウ。
2000年代当時の焼き増しで終わるはずもなく、各部位をアップデイトした上で初めて披露する姿勢が同店の真骨頂。エボリューションエンジンのメカニカルなオイルラインも一興。
ストレートのハイパイプをマウント。軌道の途中でパイプ径をひと回り大きくすることでアクセントを置き、デザインに動きを付けている。わずかな箇所ながら視覚的効果は大きい。
リアフェンダーやステーなども耐久性を踏まえた上で見栄え良く統一。他に前後オリジナルのビレットホイールなど、この手のスタイルに傾倒するビルダーだからこその創造が宿る。
会場 |
神戸国際展示場3号館(ポートアイランド内)/兵庫県神戸市中央区港島中町6-11-1 |
開催日 |
2021年8月22日(日) |
時間 |
9:00 ~ 16:00 |
WEB |
NOCSのウェブサイト |