ワ行のバイク用語集
ワークス・チーム【Works Team】
メーカーが運営するレーシング・チームを言う。自社の名誉にかけて惜しみなく研究開発費を投じてレーシングマシンを製作。各種のレースに参戦させて上位を狙い、また、そこで得た情報を持ち帰ってマシンにフィードバックさせている。
ワイコ【WICO】
ハーレーダビッドソンのレーサーモデル、WRやKRに純正採用されていたマグネトー名。根強いファンの要望で復刻版がリリースされた。
ワイズコ【Wiseco】
国内ではワイセコの名で呼ばれる。1940年にアメリカ・オハイオ州で創業者クライド・ワイズマンにより業務開始。以後、バイク用のハイパフォーマンス・パーツメーカーとして確固たる地位を築き、ピストンを始めとするエンジンパーツに定評がある。
ワイド・ファッキン・オープン【Wide Fucking Open】
ビビらずに思いっきりスロットルを全開にすること。ワイド・オープンの過激バージョン。略称はWFO。同じ使いかたでWOT(Wide Open Throttle『ワイド・オープン・スロットル』)というのもある。
ワン・オー・ワン【One-O-One】
1928年にリリースされたインディアンモーターサイクルの101スカウトを指す。ホイールベースが長くなり、排気量は596ccから750ccへとアップ。ハンドリング性能が良かったためダートトラックやヒルクライムレースで本領を発揮した。しかし、世界大恐慌の影響で生産中止を余儀なくされた。
ワン・パーセンター【One Percenter】
アウトロー・バイカーが自らを名乗る称号だが、他者が彼らを指すときにも用いられる。『1%er』と表記。元々は1947年に、カリフォルニア州のホリスターという街で当時のアウトロー・バイカーが起こした暴動が発端となる。それをAMAが機関紙で、「99%のAMAメンバーはバイク愛好家で善良な市民だが、残りの1%erはアウトロー、つまり『ならず者』である」と表現したことに起因。ちなみにアウトローたちは皆、1%erを名誉ある称号だと自負している。
ワンオフ【One-Off】
既製品ではなく、手間隙かけて特別に創ったカスタムパーツのこと。製作に関しては作り手によって手作業、機械製造など様々な手法が用いられるが、いずれにせよこの世に二つとない正に一点物となる。バイクの完成度を左右する重要な要素である。