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ロ行のバイク用語集

ロー・ダウン【Low Down】

バイクの車高を下げること。

ロー・ライダー(ハーレー)【Low Rider (Harley)】

1977年にリリースされたハーレーダビッドソンのモデル名。正式にはFXS1200ロー・ライダーで、ハーレーのAMF時代の名車である。低く構えたスタイルには、前屈みの戦闘的なポジションを形成するドラッグバーと2in1マフラーを装着し、ガンメタリックで塗装された。当時、オリジナリティ溢れたこのモデルは一躍脚光を浴びることになり、若者を中心に瞬く間に人気が広がった。手がけたのはハーレー社が誇る敏腕デザイナーのウィリー・G・ダビッドソンで、現在も程度の良いモデルは高値で売買される。

ローランド・サンズ【Rolland Sands】

アメリカ・カリフォルニア州のパフォーマンス・マシン(PM)創業者ペリー・サンズの息子。10代の頃から本格的にレース活動に従事したことで、ライディングの腕前は一級品である。また、PM社に勤めた後に、オリジナルパーツやカスタムバイクを手がけるRSD(Rolland Sands Design『ローランド・サンズ・デザイン』)を立ち上げる。その美しく、洗練されたデザインから世界中のカスタムファンに注目される存在に。親の七光りでは無い、確かな実力とセンスを備えた人物である。1974年生まれ。

ローリング・シャーシ【Rolling Chassis】

カスタムやレストアなどの途中で未完成のバイク。そして、それが人の手で動かせる状態であるものを指す。直訳すると『転がる状態のシャーシ』。具体的には、フレームにフロントフォーク、前後ホイールとタイヤ、ハンドルと最低限のパーツが付いているもの。

ロッカー・クラッチ【Rocker Clutch】

主にハーレーダビッドソンで用いられるフットクラッチのひとつ。シーソータイプのクラッチペダルを前後に踏んで操作する。ペダルを前に踏むとクラッチがつながった状態になり、カカトで後ろに踏み込むとクラッチが切れる。このとき、再度前に踏み込むまではクラッチが切れ続けた状態となっている。自動車のクラッチとは正反対の操作法と覚えておこう。

ロッカーズ【Rockers】

1950年代後半~60年代に起こったイギリス発祥の若者文化のひとつ。当時絶大な人気を誇ったエルヴィス・プレスリーや映画「乱暴者」に触発されて、髪型はリーゼントでライダースジャケットとジーンズ、ブーツというファッションで固めていた。そして、前傾のレーサースタイルにカスタムしたバイクを好んで乗り、こう呼ばれることに。以来、伝統的なスタイルとして確立されている。

ロッダー【Rodder】

ホットロッドに乗る人、また、それに心酔する人。

ロバート・ウィリアムズ【Robert Williams】

ホットロッドを主軸においたイラストを手がけるアメリカのペインター兼漫画家。エド・“ビッグダディ”・ロス、ヴォン・ダッチと並び、カスタム・カルチャーを語る上で欠かすことのできないロー・ブロウ・アートの御三家のひとり。1994年にはアンダーグラウンド・カルチャーをテーマにした雑誌、『Juxtapoz Art & Culture Magazine(ジャクスタポーズ・アート&カルチャー・マガジン)』を仲間と創刊。2010年には横浜ホットロッド・カスタムショーにゲスト枠で招待された。1943年生まれ。

ロング・フェロー【Long Fellow】

ハーレーダビッドソンのごく初期のモデルのこと。主に1903~09年までに製造されたバイクを言う。

ロング・フロントエンド【Long Frontend】

長いフロントエンド。つまり、ロングフォークのこと。