ナ行のバイク用語集
ナイト・トレイン【Night Train】
1999年に発表されたハーレーダビッドソンのモデルで、型式名はFXSTB。ソフテイルモデルをベースにしたロー&ロング(低くて長い)のスタイリングで、全体を黒でまとめたダークトーンが特徴となる。
ナイトイェーガー【Nachtjaeger】
日本を代表するカスタムショップの『ホットドック』と、アパレルブランドの『ネイバーフッド』両者のジョイントワークスで展開するカスタムバイク・パーツのブランド名。名称は第二次大戦時のドイツ空軍夜間戦闘機(夜の狩人)から来ている。
ナイトラス・オキサイド・システム【Nitrous Oxide Systems】
NOSと短縮して呼ばれる、亜酸化窒素(ナイトラス・オキサイド)ガスをエンジン内部に噴射するシステムのこと。詳しく見ると、亜酸化窒素は高熱で窒素と酸素とに分解される。そして、この酸素が大きな燃焼エネルギーを生み出すサポート的な働きをして高出力を発生。ドラッグレースなどで用いられる。
ナスカー【NASCAR】
National Association for Stock Car Auto Racing(ナショナル・アソシエーション・フォー・ストック・カー・オート・レーシング)。全米自動車競争協会=アメリカ最大のモータースポーツ統括団体。レーサーではなく市販車を使ったレースを統括する団体。
ナセル【Nacelle】
ヘッドライトや電装系部品を収納する、四角形の金属製ハウジング。デザイン的にもポイントになる。
ナチス【Nazis】
狂信的支配を行ったアドルフ・ヒトラーによるドイツの政党Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei(国家社会主義ドイツ労働者党)の略。
ナックルフレーム【Knuckle Frame】
1936年発表のハーレーダビッドソン・ナックルヘッドのフレーム。それまでのエンジン高の低いフラットヘッドを搭載したWLフレームではナックルヘッドが収まらないため新たに作り替える必要があった。ダウンチューブはエンジンの座りが良くなるようにシングルからダブル・クレードルに変更された。
ナックルヘッド【Knucklehead】
1936~47年まで製造されたハーレーダビッドソンのエンジン名。ロッカーカバーの形状がゲンコツ型(ナックル)だったことで名付けられた。ハーレー初のオーバー・ヘッド・バルブ(OHV)方式を採用して、当初のモデルEとEL(高圧縮比)の排気量は1000ccとされた。’41年からは1200ccモデルのF、FLが新たに加わり’47年まで製造された。
ナットクラッカー【Nutcracker】
ヒンジが付いたガスキャップのことで、メカニカルな雰囲気のバイクに用いられる。くるみ割り器に似ていることから命名された。
ナナヨン・スプリンガー・フォーク【74 Springer Fork】
『74』は74キュービックインチ(=約1200cc)のこと。かつてハーレーダビッドソンのパンヘッド以前の年式で、ビッグツイン(74キュービックインチ)モデルに標準装備されていた。
ナロー・グライド【Narrow Glide】
細いトリプルツリーとフロントフォーク周り一式のこと。ハーレーダビッドソンのスポーツスターやFXモデルに標準採用されている。幅広のトリプルツリーが装着されるFLモデルやワイドグライドに比べて、幅の狭いパーツが用いられることからこう名付けられた。