バイクの画像

ク行のバイク用語集

クアック【Kwak】

KAWASAKI製バイクのこと。他に、Kwaker(クアッカー)、Kaw(カウ)とも呼ばれる。

クイーンズ・オウン【Queen’s Own】

直訳で女王陛下のもの。世界的に見て女王を敬い、また、仕える国として知られるのはイギリスである。つまり、この言葉はイギリスで製造されたトライアンフやノートン、BSAといったブリティッシュバイクを指す。

クイック・シフター【Quick Shifter】

アメリカ・ダイノジェット社のシフターパーツ。スロットルを戻すことなく開けたままの状態で、しかもクラッチを切らずにギヤシフトが出来るパーツとなる。原理としては、トランスミッションに負荷を掛けないようにごくわずかな時間だけ燃料、または点火をカットする構造で、それによりスムーズなシフトを可能にしている。

クイック・スロットル【Quick Throttle】

日本ではハイ・スロットルの呼び名が一般的。主にレースなどをメインに使われるスロットル・キットで、回転部分が純正品よりも大きいスロットルボディを採用。これにより、今までと同じスロットル開度、あるいは少ない開度でも素早く燃料が供給されることでエンジン回転がアップする。

クイックシルバー・キャブレター【Quicksilver Carbuletor】

モーターサイクルとクルマのエンジンチューニングに特化したメーカーとして知られるエーデルブロック(Edelbrock)。同社が製造販売したフラットバルブ式キャブレターのこと。かつてはこのキャブを2つ連結したインパクトの強いデュアルキャブレターも存在した。

クウォーター・マイル【Quater Mile】

1マイル(約1.6km)の1/4なので約400mを言う。モータースポーツの世界で400mと言えばドラッグレースである。厳密には、レースによって400mの値は前後するが、現在はほぼ400mで統一されている。このドラッグレースと400mの関係は諸説あるが、かつてドラッグレースがまだ市民権を得られずに公道で行う違法レースだった頃に、電柱4本分(約400m)の距離で算出したのが始まりだという説が有力である。

グース・ネック【Goose Neck】

『ガチョウの首』のような前に突き出た形状のフレーム・ネック部分。ハーレーダビッドソンのWLフレームのことを指す。また、カスタムフレームについては、ネックを伸ばしてそのまま前方へ移動させて、ロー&ロング(低くて長い)のバイクを作る際に利用。ディガー・スタイルや、一世を風靡した愛知県岡崎市のゼロ・エンジニアリングが手がけるカスタムでよく使われた。

クォート【Quart】

アメリカを中心に使用されるヤード・ポンド法の容積、体積の単位。1クォート=0.946リットル。対して、イギリスは1クォート=1.136リットルで単位が違う。ハーレーダビッドソンを始め外国車のオイル量にはクォートの単位が用いられる。

グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー【Goodyear Tire And Rubber Company】

1898年創業の歴史あるアメリカのタイヤ&ゴムメーカー。初期の頃は自転車や馬車用のタイヤを生産。同社の代表的な『EAGLE』のロゴが入りタイヤはF1などの世界最高峰の舞台などでも使用されていた。

グッドリッジ【Goodridge】

1969年にカナダで誕生した、ブレーキや油圧関係を専門に扱うパーツメーカー。航空機用の鉄を編み込んだ革新的なホースとフィッティングからスタートし、バイク業界に参入してからはその商品クオリティの高さで瞬く間にその名が知れ渡った。

グランド・クリアランス【Ground Clearance】

車高のこと。

クランプ【Cramp】

ハーレーダビッドソンのスポーツスターやローライダーモデルに採用される、ライザー上部が一体型のプレートになったもの。ハンドル周りのアクセントとしてカスタムでも用いられる。

クリアキン【Kuriyakin】

アメリカ・ウイスコンシン州に本拠を構えるカスタムパーツメーカー。ハイパーチャージャー・エアクリーナーが有名だが、ライトやカバー、コントロール系のドレスアップパーツも多数展開している。

グリーサー【Greaser】

1950年代のアメリカの不良、あるいはストリートギャングのこと。グリースやポマードでセットしたリーゼントヘアが特徴だったことからこう呼ぶ。主に北東部や南部を拠点とした。彼らの姿は映画「乱暴者」、「理由なき反抗」、「アメリカングラフティ」などで見ることが出来る。