ケ行のバイク用語集
ケイ・アンド・エヌ【K&N】
1970年代にアメリカ・カリフォルニア州で創業した、内燃機関用エアフィルターに特化したメーカー。バイクを筆頭に、数多くのキャブレターやフューエルインジェクション用のフィルターを製造する。
ケイ・ゼロ(ホンダ)【K0 (Honda)】
1969年にホンダがリリースしたドリームCB750Fourの通称。このバイクは当時世界初となるマルチ4気筒エンジンを搭載。翌年1970年に発表されたモデルがK1と呼ばれたことで、その前の初期型はK0の名で浸透した。
ケー・フレーム【K Frame】
1952~78年に採用された、スポーツスターのルーツになった『モデルK』のフレーム。ネック部分はよほどの衝撃でなければビクともしない強力な鋳物の塊だが、ダウンチューブには何の補強もされていない。軽量化を優先したフレーム設計となっている。
ケーヒン・キャブ【Keihin Carb】
キャブレターで有名な、東京都新宿区に本社を構える2輪4輪のパーツメーカー。国産バイクはもちろん、ハーレーダビッドソンの純正やレース用モデルを精力的に開発。CR、CV、FCRキャブなどのネームバリューの高い商品で知られる。ハーレーダビッドソンでは初めて純正採用された国内メーカーとなる。
ケッチン【Ketchin】
キックスタート時に、キックペダルが勢いよく跳ね返ってしまう現象のこと。原因としては、キックペダルを踏み抜く力が足りなかったり踏み外すなどのなんらかの理由で、エンジン内のピストンが圧縮上死点(空気とガスが最大限圧縮された状態)を越えられないときに発生。キックして圧縮させた力が反作用し、クランクシャフトが逆回転して起こる。このときの反動は大きく、圧縮比の高いエンジンや排気量の大きいバイクの場合は最悪、カカトやスネに当たって骨折することもある。ケッチンを「喰らう」という。
ケブラー【Kevlar】
世界最大規模のアメリカの化学会社、デュポン社のアラミド繊維の商標名。ナイロンの一種であるケブラーは強度と耐久性に秀でているため、強大な力が加わったり高熱にさらされるなどの過酷な状況下で使われる製品に採用されている。軍用のヘルメットや、ハーレーではベルトドライブなどに用いられている。