モ行のバイク用語集
モーターサイクル・クラブ【Motorcycle Club】
バイク乗り同士が集って結成したクラブ。そのつながりは様々で、メーカー、嗜好、カスタムスタイル、年代など多岐に渡る。また、モーターサイクル・クラブというと『アウトロー』のイメージがつきまとうが、実際はアウトローとそうでないクラブに大きく分けられ、当然そうでない方が圧倒的多数で、俗に99%と言われる。
モーリス・ホイール【Morris Wheel】
ハーレーダビッドソン純正のカフェレーサーモデル、XLCRなどに採用されていたキャストホイールのこと。チョッパースタイルのカスタムパーツとしても人気が高く、年々希少性が増している。
モーリス・マグネトー【Morris Magneto】
アメリカ・ニュージャージー州にあるマグネトー点火装置メーカー。ハーレーダビッドソンとトライアンフ用に特化して、1969年にデイブ・ショウにより創業された。それまでエンジン始動が難しかったとされるマグネトーの発動を飛躍的に向上させ、その名を世界中に知らしめることになった。現在はフラットヘッドからツインカムまで対応する充実した商品ラインナップを誇っている。
モデル・ケイ(ハーレー)【MODEL K (Harley)】
1952~56年に製造されたハーレーダビッドソンのモデル名で、スポーツスターファミリーのルーツとなるバイク。別名はK(ケイ)。750ccのサイドバルブをベースにした新設計のエンジンで4速トランスミッションを搭載。ハーレーモデル初のスイングアームフレームを採用して、油圧式リアショックを装備した。
モデル・ケイエイチ【Model KH】
1952年に発表されたスポーツスターモデルのルーツとなるモデルK。その2年後の1954年に、ストロークを約116mmに増加させて排気量が883ccとなったKHをリリースした。KHはハーレーダビッドソン初となるスイングアームを採用したモデルである。そして、その翌年1955年にはレース仕様のKHKが登場した。
モデル・ジー(ハーレー)【Model G (Harley)】
1932年~74年まで生産されたサイドバルブエンジンのモデルGは、ハーレー史上最も息の長いモデルだった。排気量は45キュービックインチ(=750cc)で、サービカー仕様となる。
モト・グッツィ【Moto Guzzi】
1921年創業のイタリア最古のモーターサイクル・メーカー。エンジン配置が特徴的で、進行方向に対して縦置き90度の空冷Vツインとなる。また、駆動は第二次世界大戦後からシャフトドライブ式を採用している。現在はイタリアに拠点を置くヨーロッパ最大のピアッジオグループの傘下に入っている。
モノクロス・サスペンション【Monocross Suspension】
モノサスと略すこともある。本来は2本のリアサスペンションでショックを吸収するが、そこを1本に集約。重量のマス集中化(重いものを車体の重心付近に集めること)と剛性バランスに優れるという利点が挙げられる。
モノコック・フレーム【Monocoque Frame】
モノコックとは路面等から受ける力を外板で対処する構造のこと。そして、骨組みを使わず板材などで構成したモノコック構造のフレームをこう呼ぶ。構造上、大量生産が可能のため生産コストを押さえることが出来る。ホンダ・スーパーカブやピアジオ・ベスパなどが代表的なモノコック・フレームのバイク。
モペッド【Moped】
別名、ペダル付き原動機付き自転車。エンジンを始動させないでも走行出来る、ペダル付き小排気量バイクのこと。外観は自転車に似ていて、ペダルを漕ぐとエンジンがスタートするモデルもある。
モンゴルス・モーターサイクル・クラブ【Mongols Motorcycle Club】
『ヘルズエンジェルズ』、『アウトロー・モーターサイクル・クラブ』に並ぶ世界最大規模のアウトロー・モーターサイクルクラブ(モーターサイクルギャング)。その中でもひときわ凶暴性が高いことで知られ、常にFBIやATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)の監視下に置かれている。1969年の12月5日にイーストロサンゼルスで設立され、メンバーはベトナム戦争帰りのヒスパニック系退役軍人で構成された。また、当時ヘルズエンジェルズの入会を人種差別により断られたメンバーが中心となって発足させたこともあり、彼らに対しては特別な感情を持って敵対している。