KOBE NEW ORDER CHOPPER SHOW 20th -Vol.3/3-
2025 ニューオーダーチョッパーショー【ハーレー、アワード】
FEATURE
September 5th, 2025
混ぜるな危険の
灼熱のダンサンブル
開催日まで天候的不安もなく、好天すぎるほどの酷暑に祝福された第20回目の『ニューオーダーチョッパーショー』。
今回はアートイベント『メカマニギアギャラリー』との同時開催で二つの会場に分けて行われたが、正面入り口が互いに向き合った会場レイアウトと、その間にフードショップを並べたことでスムースな動線を確保。来場者の困惑もなく、終始ストレスフリーな賑わいをみせていた。
そして動員数と共に過去最大の出展数となった会場では、全国よりえりすぐりのショーバイクが展示。アワードの選出は僅差だったという熾烈な得票で優勝を飾ったのは、大阪の『リボルトカスタムサイクルズ』。2位に埼玉『インフィニティ』、3位が滋賀県『ハマンズカスタム』となった。
ハーレーダビッドソン
SHIUN CRAFT WORKS/シウンクラフトワークス
FONK MOTORCYCLE/フォンクモーターサイクル
THE FUKUJO MOTORS/ザ・フクジョウモータース
BEANS COMPANY MOTORCYCLE/SUNNY
BEANS COMPANY MOTORCYCLE/SUNNY
BEANS COMPANY MOTORCYCLE/SUNNY
FAST FOUNDATION RACING/ファストファウンデーションレーシング
COHANE CYCLE ACCESSORIES/コハネサイクルアクセサリー
GOTHAM MOTOR CLUB/ゴッサムモータークラブ
GOTHAM MOTOR CLUB/ゴッサムモータークラブ
GOOD SPEED street factory/グッドスピードストリートファクトリー
GOOD SPEED street factory/グッドスピードストリートファクトリー
STILL GO FULL THROTTLE/スティルゴーフルスロットル
STILL GO FULL THROTTLE/スティルゴーフルスロットル
PRIDE ROCK MOTORCYCLE/プライドロックモーターサイクル
SHOOTERS Custom-Cycles/シューターズカスタムサイクルズ
SHOOTERS Custom-Cycles/シューターズカスタムサイクルズ
URAWUS MOTOR CYCLE/ウラウズモーターサイクル
D-club Custom Ranch/ディークラブカスタムランチ
KURUMAZAKASHITA MOTOCYCLE/クルマザカシタモトサイクル
ALLSTATE TIRES/オールステイトタイヤ
ALLSTATE TIRES/オールステイトタイヤ
ALLSTATE TIRES/オールステイトタイヤ
MAD SPEED MOTOR CYCLEZ/マッドスピードモーターサイクルズ
MAD SPEED MOTOR CYCLEZ/マッドスピードモーターサイクルズ
MAD SPEED MOTOR CYCLEZ/マッドスピードモーターサイクルズ
MAD SPEED MOTOR CYCLEZ/マッドスピードモーターサイクルズ
BEST OF CHOPPER 2025
出展カスタムビルダー同士が互いを採点しあい勝者を決める『ベストオブチョッパー』。シビアなプロ目線と公正さのなかで栄えあるアワードを奪取した3台がこちらのチョッパーだ。
【1st】REVOLT CUSTOM CYCLES/リボルトカスタムサイクルズ
記念すべき20回のアニバーサリーにふさわしい光り輝くコーンショベルチョッパー。各部を入念に作り込んだ『美』なるディテイルの集合体が全体のフォルムによどみなく調和する。
金属パーツにひと手間以上の味付けを加えることで無二なる完成度を生む。ツイストを入れたフェンダーステーはほんの一例でその造作は全体に波及。エレガンスをも内包した一台。
マシンのシャープなラインと、そこに潜ますトリッキーなディテイルワーク。そのいずれをも巧みに落とし込んだ様式が『インフィニティ』の真骨頂。見るほどに感嘆の洩れる作風。
マフラーデザインは全体のフォルムを損なわないよう出っ張らせず内側に格納。それに付随したオイルタンクやフレームワークなど、レーシーなテイストを土台に研ぎ上げる。
【3rd】HAMANS CUSTOM/ハマンズカスタム
洗練されたシルエットが年々凄みを増す『ハマンズ』によるブランニュー。カーカルチャーに精通したバックボーン、そこから解き放たれるディテイルワークが無双の輝きを放つ。
知見と腕があってはじめて成り立つクリエイション。鉄板を叩き出して成形したフェンダーボディがポイントながら、それ単体で主張させることなくスムースな曲線美で一体化。
CUSTOM FRONT’s Pick
曲線ではなくストレートラインで構築されたトライアンフチョッパー。トーンを抑えた色味ながら人一倍の存在感を醸すモダンなシルエットが、神戸の街にしなやかに溶け込む。
FONK MOTORCYCLE/フォンクモーターサイクル
ハンドルにドラッグバーを選択。ライザーは無垢の角棒を旋盤で削り出しデザインしたもので、同様の手法でシート下のオイルタンクも製作。カスタムのアクセントに効かせる。
チョッパー然としたフロントにはガーターフォークを装着。メッキをかけた表面裏の、フォーク内側は実は外装と同じダークグリーンで塗装。全体に息づく芸の細かさが熟度を向上。
外装はアルミ板を叩き出して造形。曲線基調ではないこのストレートラインからなるスタイリングが『フォンク』の持ち味。最終仕上げにポッツ氏による至妙なピンラインが入る。
スタンダードな作りを中軸に据えた上でオリジナルを探求。フェンダー上にタンク一体のアルミボディが載り、次いでスクエア型のシッシーバーが合わさり瀟洒なリア周りを演出。
| 会場 |
神戸国際展示場1号館、3号館(ポートアイランド内)/兵庫県神戸市中央区港島中町6-11-1 |
| 開催日 |
2025年8月31日(日) |
| 時間 |
9:00 ~ 16:00 |
| WEB |
NOCSのウェブサイト |