green motor cycles

グリーンモーターサイクルス（愛媛県西条市）

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July 25th, 2024

才弾ける作り手として、各方面のひと癖あるカスタムファンの目を保養してきた。織りなすスタイルを端的に言えば、ソリッドなチョッパー。しかしそこには、見るほどに旨味がにじみ出るかの甘美な主成分が詰まっている。

「強みは別にないです（笑）。まあお客さんがイメージしてるものよりはカッコよく、想像を超えられたら良いなとは思ってます。ああこの車です？これは自分ので車はやってませんよ」

口数少ない職人肌の宮田さんは、車ならポルシェと数車種にしか興味がないと粋だ。一方、生業ではハーレーのショベルヘッド以前の旧車を中心に、国産車の求めにも適応。そしてカスタムは、神戸のチョッパーショップからの影響を受けたと、振り返る。

「それまではハーレーに興味がなかった。でも初めて見て、ハーレーでもこういう風に小さくまとまるのかと。自分でも作ってみたいなって」。そこに氏の第六感が溶け合うことで非凡なチョッパーを産み出し、今やそのネームバリューは重心低く美風を運んでいる。

（※2024/9 店舗移転・西条市→同市内）

工場には歴代のショーバイクや作業待ち車両と並んで趣味のクルマも鎮座。カスタムマシン同様に、研ぎ澄まされた端麗なフォルムを好む。愛車は1970年ナローポルシェSタイプ。

オープンは2007年。ハーレー専門ではなく国産車も扱い、車種的にはハーレーだと基本的にショベルヘッド以前の旧車を。国産はSRやXS、Z系、またトライアンフなども触っている。

畑違いの仕事をしていた東京から地元に戻りショップを開業。鈑金、溶接、旋盤などあらゆる作業を独学で修練し腕を鍛えてきた。曰く「当時は勢いでしたね（笑）」と回顧する。

カスタムでは全体像を重視し、バランスの取れた形になるよう配慮。また、一般的にカスタム屋は敷居が高いと思われるけどそういう感じじゃないというのは言いたいと、表情を崩す。