ヨーロッパ屈指のカスタムバイクショップ、『サンダーバイク』。正規ハーレーディーラーでありながらフルスクラッチのカスタムバイクをたゆまず手掛け、また、最新鋭のCNC加工機械を駆使したオリジナルパーツを展開。その突出した存在で世界中のカスタムファンを始め、プロのカスタマイザーから高い評価を得ている。
更にこれまで、世界最高峰のカスタムショー『AMD』でワールドチャンピオンシップを獲得するなど、高度なクラフトマンシップが深く根付いた土壌も他に類のない美点のひとつだ。
ここでは愛知県に本社を構える海外パーツの大手トレーディングカンパニー『スズキ&アソシエイツ』のバックアップのもと、掘り下げるほどに魅力が増すサンダーバイクの実体に光を当てたい。
ドイツの西部に位置するハミンケルンに拠点を置く、『サンダーバイク』。1985年に創業した代表のアンドレアスは当初、わずか150平方メートルのバイク小屋から商売を始め、主にロードレース活動に高じていた。
そして1987年にスズキのオフィシャルディーラーとなり、レース活動ではドイツ耐久選手権で総合優勝とクラス優勝を飾るなど華々しい戦績を残す一方で、並行して熱を上げてきたハーレーの世界へとシフトし、より踏み込んでゆくことに。
1995年には世界水準のハイクオリティバイクを披露し、またカスタムビルドのみならず、’97年には既にオリジナルパーツも多数ラインナップし、市場で好調に売れ行きを伸ばしていた。
創業から着実な成功曲線を描いて上昇し、2006年には正規ハーレーディーラーとしてH-Dライセンスを獲得。以来、カスタムバイクと最新モデル用のオリジナルパーツを製作し、世界を代表するカスタムショップとして人気を博している。
サンダーバイクが『いちカスタムショップ』の表現だけではとても収まりきらないのは、精彩なカスタムバイクを始め、絶えず研究し開発されるオリジナルパーツの完成度とその長大な規模にある。
また、スタッフ全員に流れるカスタムへの情熱もまやかしでなく、代表のアンドレアス自らオールドスクールなパンヘッドチョッパーを駆る愛好家で、『Painttless(※上写真)』がAMDワールドチャンピオンシップに輝く実績こそがすべてだろう。
「でも私たちはショーのためにバイクビルドは行いません。あくまでもデイリーユースのなかで、快適さとクールな外観を構築することを心がけています。乗りやすさ、ルックス、商品のクオリティ、すべてが必要です」
特に、高い品質基準を持っていることを謳うサンダーバイクは、規制の厳しいヨーロッパ当局の許可を得て走るものだからこそ重点を置くと言う。事業の中核となる現行モデル用のニューパーツはそうした姿勢で開発されている。
国内総輸入元となる大手トレーディングカンパニーの『スズキ&アソシエイツ』が注視した点が、厳格なヨーロッパ基準をクリアした商品品質と、いち早くM8(ミルウォーキーエイト)・ソフテイル用のカスタムパーツを取り揃えた点である。
これまで数々の海外パーツを国内に広めてきた同カンパニーの審美眼にかなうM8用のオリジナルパーツは、世界に先駆け、ドイツが誇るカスタムに精通したスタッフたちのアイデアをもとにカタチにされている。
古いハーレーにも深い愛情を持つサンダーバイクはしかし、あくまでも最新モデル用のパーツを中心に、チームワークを大切にした開発を実施。新しいモデルを入手したらまず数名のスタッフで一緒に座って眺めることから始めるそうだ。
「私たち全員がハーレーに対して同じ情熱を持っています。ほとんどのスタッフが長年携わっている経験豊富な人間ですから、いつも誰かがアイデアを持っているんです」
そして、人々の生活を脅かすコロナの影響でほとんどのカスタムイベントが中止になる中でも、『自分たちは勝者の一人』と逆境を味方に付けて、これまで以上に多くのパーツや車両を販売していると語る。
「今年は残念ながらバイクを一緒に楽しむイベントはありません。でもハーレー乗りはいま、貯めたお金をカスタムに費やしてます。困難な時代もまたチャンスのある時代です。カスタムファンの心がコロナに負けることは決してないです」
長年、第一級のカスタムパーツを最前線で取り次いできた『スズキ&アソシエイツ』が総輸入元を務める『サンダーバイク』。新たなパーツに順応したニュースタンダードの旗手は最後に、日本のファンにこうコメントする。
「バイクへの情熱を持ち続けてください。私たちがここにいるのは、あなたのカスタムプランをサポートするためです。そして、安全に乗って、健康を保ちましょう!」
M8のストリートボブをベースに製作。ひと回り小さなタンクやリアフェンダーなどで軽快さを演出。リアホイールをフロントへ移行し、全体を落ち着いたベージュブラウンでまとめる。
ヘリテイジソフテイルを使ったチカーノスタイル。現在商品化されているディープフェンダーを前後にセットし、ワンプッシュで8cm上がるサンダーバイク・エアライドサスを装備。
M8ファットボーイを素材にしてギリシャをテーマに塗装。自社のラジカルフォークにレビュフィニ製油圧フィッティングがアクセントに。乗り心地を損なわない次世代チョッパー。
完成されたレーシングスタイルを持つM8ブレイクアウトのフルカスタム。フロントからリアへと流麗なスピードラインを描き、『GPスタイル』をコンセプトに設計されている。
国内総輸入元 | スズキ&アソシエイツ |
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住所 | 愛知県西尾市羽塚町寅山42番地1 |
電話/FAX | 0563-55-4700/0563-55-4701 |
商品問合せ | ※全国の販売店から購入できます |