CHOPPERS CLUB

チョッパーズクラブ（埼玉県本庄市）

SHOP

September 7th, 2020

今から25年以上前。30歳を前にショップを始めた篠嵜（しのざき）さんはそれまで、洋食のシェフとして東京青山で腕をふるっていた。が、父親が体調を崩したのを機に、地元に戻り元々好きだったバイクの世界へと転身をはかったそうだ。

「うちはハーレー専門のカスタムショップ。車種的にはやっぱりショベルが多い。いまも90%以上がそうだから、もうショベル屋です。サウンドも一番良いんじゃないかな」

そして、個人売買が主流のアメリカとダイレクトに取引出来る点を強みに挙げ、現地の車両オーナーとコンタクトを取ってそのまま引っ張ってきたり、また、部品関係のディーラーライセンスを所持している点も特長とする。

「最初はお互い英文でFAXして、そっからスタートしてきた。そういうのを何十年もやって来たから向こうとうまく取引出来るというのもあるかな」。カスタムや内燃機作業、そしてペイントまでを取りさばくショベル屋の主は、なんか好きなんだよねショベルが、と屈託ない笑顔をのぞかせる。

埼玉県道31号線沿いに立地。店内入ってすぐ作業場があり、左奥はスタッフルームと車両保管エリアとなる。ショベルを中核にしてカスタムからエンジン系の重整備までに対処。

日々依頼されたオーダーに没頭、現在もフルカスタムに着手する。聞けば、好きな作業はマフラー製作とのことで、仕上がった時にどんな音がするかを想像するのが楽しいと話す。

「ディズニーといえばミッキー。ハーレーといえばチョッパーかなと（笑）」。店名の由来を破顔しながら語る篠嵜さんは一貫してチョッパーを製作。鈑金加工以外に塗装も自ら実施。

店内左奥のスペースに車両やビンテージヘルメットを収納。壁には各カスタムショーのポスターを貼付。最近は出展から遠ざかっている様子だが、以前は国内有数のショーに展示。