SNUG MOTOR CYCLES

ビジネスライクを嫌う
友達感覚のなごみ部屋

トライアンフを核として、ハーレーや国産車、スクーターまでをカバーする『スナッグ』。2006年に開業した同店は、旧車に強いカスタムショップである。

代表の高丘さんは高校時代からイタリア車や英車をメインに扱うバイク屋へ丁稚として働き、卒業後に晴れてそこに就職した。そして8年弱の修業を経て今度は、同郷の先輩である佐々木敬之助さんを頼り、米国のインディアンラリーレガシーで3ヶ月の下働きを積み一時帰国。再度足を運ぼうとするも、お互いのタイミングがなかなか合わず時間だけが過ぎてしまったことから、当初の予定通りにそのまま独立を果たした。

「うちのウリは『友達感』でしょうか。ビジネスライクに仕事をするんじゃなくて一緒に楽しめれば良いなと。だからカスタムもお客さんと店主という図式じゃなくて、同じバイク好きとして話し合って予算内にどうにかして合わせてあげられるようにしたい」。ゆったりと、芯の通った言葉を発する氏の手掛けるチョッパーは、こうした想いで製作されている。