HEI CHOP SHOP

ピカイチを自負する
愛知のニューブリード

奥行のあるファクトリーに鳴り響くラスタのリズム。妙に音圧の高いその出所を追えば、まさかのサウンドシステムに行き着く。野外のダンスパーティーなどに使う本格的な音響設備をセットアップしたカスタム屋は、さすがに初めてだ。

店主の平生さんを語るとき、『規格外』という表現がしっくりくる。過去カスタムショーにサウンドシステムを持ち込んだこともそうだが、何より礼儀正しく話す内容が随分とキラキラしている。

「ウリは僕。僕で勝負したいと思って始めてるんで。人間的にも技術的にも全部ひっくるめて評価して欲しいし、そうしてもらえるように頑張ってます。センスはピカイチだと思っとるんすよ、それを信じて疑わないんで」。謙遜とは無縁のコメントだが、男として実に見事な気概だ。何より、その言葉が嫌味になるどころか、好感を覚えるものが氏にはある。

2011年の創業から、『ぱっと見カッコ良いかどうか』で勝負してきた同店は、前へ倣えを良しとしないニューブリードの店主がアイコンだ。