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ノ行のバイク用語集

ノイズ【Noise】

バイクの電流や電子機器の動作に悪影響を及ぼす電気信号を言う。主に静電気や電磁波。あるいは、楽器を使わずに、音源だけを利用して演奏、製作する音楽のことを言う。

ノー・アティテューズ、ノー・カラーズ、ノー・ウェポンズ【No Attitudes, No Colors, No Weapons.】

『思い上がった態度』、『友好的ではないクラブに属するメンバー』、『武器の持ち込み』は禁止。このフレーズはアメリカのバイカーイベントで、酒を提供するバーなどに掲げられる注意書き。酒が入った場所では時に、喧嘩どころかクラブ間同士の抗争にまで発展することがあるため、それを事前に抑止するための手段として用意される。

ノーキャル【No-Cal】

Northern California(ノーザン・カリフォルニア)の略称。位置的にはカリフォルニア州北部を指す。

ノーズ・アート【Nose Art】

戦闘機のノーズ(機首)や垂直尾翼に描かれた、ピンナップガールや漫画のキャラクターのこと。第二次世界大戦時にアメリカ軍の機体に入ったものがよく知られる。これらは兵士たちの士気向上や縁起担ぎ的な面があったと言われている。

ノーズ・ウイリー【Nose Wheelie】

別名、Stoppie(ストッピー)。高度なライディングテクニックのひとつで、バイクのフロントブレーキを強くかけながら前輪に荷重を移行。そのまま急停車して後輪をフワッと棹立ち状態になるように持ち上げるパフォーマンスのこと。

ノートン・モーターサイクルズ【Norton Motorcycles】

1898年創業のイギリスのモーターサイクル・メーカー。当初は創始者のジェームス・ノートンにより自転車メーカーとしてスタートするが、1902年からバイクの製造を本格的に開始した。そして、1907年には第1回マン島TTレースの2気筒クラスで優勝を果たし、翌1908年からはオリジナルエンジンを搭載したモデルの製造を始め、マン島TTレースの強豪としても一目置かれた存在となる。1950年になるとかの有名な高性能フレームのフェザーベッドを採用したマンクス・ノートンを発表。しかし、1950~70年代は経営がうまく行かず会社の売却やトライアンフとの合併などを繰り返して遂に1977年に倒産した。その後は1988年に復活するものの’91年に再度バイクの生産を完全停止。紆余曲折を経て2009年、イギリスの実業家でありノートン・レーシング社長のスチュアート・ガーナーが再起をはかり現在に至っている。

ノービス【Novice】

初心者、初心者向けのこと。オン/オフロード問わずにレースなどではノービス・クラスが設置されているケースが多々ある。

ノーマル【Normal】

改造をしていない純正状態のこと。直訳では普通という意味。バイクやクルマの世界ではストックも同義語となる。

ノーマル・アスピレーション【Normal Aspiration】

自然吸気とも呼ぶ。略称はNA(エヌ・エー)。ターボチャージャーやスーパーチャージャーを使わないエンジンへの給気方法(内部に空気を送り込む)のこと。

ノス【NOS】

【1】New Old Stock(ニュー・オールド・ストック)の頭文字をとったもの。既に生産終了のアイテムを、中古ではなく新品の状態で保管していること。【2】NOS = Nitrous Oxide Systems(ナイトラス・オキサイド・システム)の略。ナイトラス・オキサイドは亜酸化窒素と呼ばれるガスのことで、これを使ってエンジンに噴射するシステムの総称を言う。アメリカのドラッグレースではポピュラーなチューニング手法のひとつ。日本ではニトロの呼び名の方が認知度は高い。

ノック【Knock】

ノッキングの意味。エンジン内の異常燃焼が原因で、パワーが出なかったり『カリカリ』などの異音がすること。坂道などで高いギアで走行したり、ガス欠寸前のときなどにも発生する。

ノビーズ【Knobbies】

ノビータイヤ。ブロック型の凸凹が付いたオフロード用タイヤ。日本ではブロックタイヤの呼び名が一般的。

ノマッズ【Nomads】

モーターサイクル・クラブのメンバーでありながら、特定のチャプターには属さない人物のこと。その時々で各チャプターの世話になり、また、背中のカラーには通常所属するチャプターの所在地が入るが、彼らの場合はNomadsと入ったパッチを使用する。

ノンロッカー・クラッチ【Non-Rocker Clutch】

フットクラッチの種類のひとつ。左足でペダルを踏んでいる間だけクラッチが切れている状態で、離せばつながる仕組み。そのため信号待ちなどでは踏み続けている必要がある。しかし、クルマのマニュアル操作と同じ手法のため慣れればラクに操作できる。