カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のトラッカーカスタム

KAWASAKI 500SS MACH Ⅲ 1976
FINE STYLE

May 27th, 2017

まさかの出会いに乾杯
2スト3気筒の千里浜仕様

意外な組み合わせのマシンだ。日本が世界に誇る名車、カワサキ・マッハⅢがベースのトラッカーである。そして見ての通り、タンクやシートなどの外装はカワサキTR用を敢えてそのままポン付け。手の込んだ作りで主張するのではなく、描いたアイデアを具現化したカスタムだ。

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のトラッカーカスタム

店主河瀬さんの愛車であるこのマッハは、近年盛り上がりを見せる石川県千里浜のサンドレース、『千里浜サンドフラッツ』に向けて製作したものだと言う。逆輸入車の’76年式500SSマッハはファンの間で珍重される代物ながら、ノーマルフォルムへの未練を微塵も感じさせないスタイルチェンジが痛快だ。また、TRのポップなエクステリアの内に秘めた、2スト3気筒のホットな乗り味に作り手のユーモアが覗く。

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のトラッカーカスタム

「やっぱり見て欲しいのは全体の雰囲気でしょうか。マッハって走り系のカスタムに行くことが多いですけど、敢えてのトラッカーにしてますから。あとは特徴的な2ストエンジンと、クロスになったチャンバー周りですかね」

決して流暢に言葉をつなぐタイプでない氏は、ひと言ひと言噛み締めるかのようにポイントについて語る。

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のトラッカーカスタム

「そのままペイントも変えないでTRのパーツを使ってます。元々トラッカーの流れがあるモデルだからその流れを汲みたかったというのがありますね。それにそのまま付けて、『あれ何かな?』という感じも出したかったんで(笑)」

店の軒先には国産シングル系からアメリカン、ハーレーまでがずらりと並び、同店の広範な嗜好を如実に現わしている。そして、その多岐に渡る素材の中から抽出したアイデアでディテイルは固められた。

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のトラッカーカスタム

しかし、ひとつずつ取り付けた部品を訪ねても、「どこどこ製の何々」という明確な返答は少ない。なぜなら、店の中にある、つまり自分のフィールド内に転がるベストな物でほとんどを構成した一台だからだ。河瀬さんの愛車であることも考えれば、若干の飛躍こそあれ、ファインスタイルを象徴するトラッカー・マッハとも言えるだろう。

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のトラッカーカスタム

「今まではハーレーのWLで出てたんですけど、今年の千里浜はこのマッハで出る予定。エンジンも一応オーバーサイズのピストンを入れて面研してるし、なるべく低速から行けるようにセッティングも出してるんで。まあそもそも、そのために作ったバイクですから(笑)」

KAWASAKI 500SS MACH Ⅲ 1976 DETAIL WORK

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のハンドル

HANDLE

サンドレース出走を前提にしたバイクゆえハンドルはトラッカーバーを選択。汎用タイプをそのままセット。

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のヘッドライト

HEAD LIGHT

国産汎用のヘッドライトをサイドマウント。スロッテッドで肉抜きされたステーは店にあった物を流用する。

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のフロントホイール

FRONT WHEEL

タイヤはブロック飛びを抑えた、本場アメリカのダートトラックレース直系のダンロップK180Fを履かす。

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のガスタンク

GAS TANK

カスタムポイントのひとつである純正スタイルのカワサキTR用タンク。敢えてノーマル状態で使用した箇所。

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のマフラー

MUFFLER

海外製のクロスタイプのブラックチャンバーを装着。さり気ないマウントが逆にアクセントとして効く。

カワサキ 500SS マッハ MACH Ⅲ 1976のリアショック

REAR SHOCK

出所不明の店にあったというリアショック。当時の雰囲気で作られたデザインに惹かれて付けたパーツだそうだ。

BUILDER’S VOICE

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